もくじ
科目ごとの効率的な勉強法
今まで紹介してきた記事に載っているのは勉強計画であったり、ノートの取り方であったり、比較的全科目共通して使える勉強方法でした。
ここからはそれぞれの科目でどのように勉強していくのかについてみていきましょう。
英語の勉強法
多くの受験生が必要となるのがこの英語です。
英語では語彙力が必要であったり、長文問題だと読解力が必要であったりします。また、リスニングや発音といった分野、英作文や並び替えなど文法力を試される問題もあり、いろいろな力を磨かなければなりません。
その分どういった対策をしていくのかを知らないとなかなか成績を上げることが出来ないので、紹介する英語の勉強法の記事を読んで対策していきましょう。
受験生なら知らないといけない英作文の勉強法
英作文には2種類ある
和文英訳
多くの大学、学部で出題されており配点も非常に高い和文英訳。書き出しから詰まってしまい、何も書けずに終わるという受験生も多いです。多くの人が苦手意識を持っている英訳を得意にすれば、ライバルに差をつけることができます。
和文英訳とは指定された和文を正しく英訳するものです。英単語が分かればなんとなく日本語にできる英文和訳とは違い、和文英訳は語彙と文法力が必要です。
自由英作文
多くの難関大学で出題され、配点が高い自由英作文。自由度が高く細かいミスにさえ気をつければ必ず高得点をとることができます。多くの受験生がしっかりと対策をしてきて、高得点をとります。つまり、しっかり対策をしておかないとライバルに差をつけられてしまうのです。
自由英作文では問われる形が決まっています。
- 図やグラフの説明を見てそこに書いてあることと自分が考えたことを書く
- ある議題について自分が賛成するか反対するかを述べる
頻出テーマというものもあります。
環境問題、自分の人生について、国際問題はよく出るテーマと言えるでしょう。
和文英訳の時に意識すべきこと
日本語の文章をそのまま英語にしようとすると、冒頭部分からいきなり困ってしまう可能性があります。日本語の文章を見て、まず英訳しやすいように自分で文章を変えてみましょう。
例文:その家は夜とても静かで、なかなか寝付けなかった
訳:The house was very quiet at night,so it was difficult to get to sleep.
この場合、「なかなか寝付けなかった」を英語にしようとすると悩む人も多いのではないでしょうか。
「なかなか寝付けなかった」を「寝るのが難しかった」とすれば英訳できそうですね。
自由英作文の時に意識すべきこと
自由英作文では和文英訳に比べて書く内容が自由なので知らない単語があれば使う必要はないですし、難しい構文を使う必要もありません。むしろいかに簡単な単語で読む人に内容を伝えられるかが求められています。
自分の英語力の範囲で書くことが大切で、わからないまま難しい言葉を書くと減点されてしまいます。
出題のパターンがある程度決まっていて、その中でも、ある事象に対して賛成か反対を述べる問題がよく出題されます。自分の中で書き方を決めておくとスムーズに書き始めることができます。
- 賛成か反対かを述べる
- 理由の1つ目
- 理由の2つ目
- 最後のまとめ
このように型を決めておくと字数を稼ぐことも減らすこともやりやすくなると思います。
英作文の勉強法
問題形式と意識するポイントを頭に入れたら、次に気になるのは具体的な勉強方法ですよね。これからご紹介します。
例文を覚えよう
例文暗記をすることで「似た文章を書きたい時に単語と活用を変えるだけで書ける」「生の英語に触れることで直感的に正しい文法、語法か否かを判断できるようになる」という力が身に付きます。
初心者向けの簡単な作文すらできない初学者は、例文暗記をぜひやってみましょう。覚える例文は参考書のもので構いません。例文を1つ覚えておくと文章を書く時に、無意識に例文と似た文章を書くことができるようになります。
覚えておくと英作文の時に役に立つ例文をいくつかご紹介します。
It is not easy to write good English.(上手な英語を書くことはそう容易ではない。)
I found it difficult to sleep in the room.(その部屋で寝るのは難しかった。)
There’s a restaurant around the corner.(角を曲がったところにレストランがある。)
The news made Bob happy.(その知らせを聞いてボブは喜んだ。)
She cooked me breakfast.(彼女は私に朝食を作ってくれた。)
I had a nice dream last night.(私は昨夜いい夢を見た。)
自信を持って書ける文を増やそう
例文を何個も丸暗記しなければいけない、というわけではありません。例文を覚えたらそれを発展させていろんなパターンの文を書けるようにトレーニングしていきましょう。最初は時制だけ変えるといった形でかまいません。
いろんなパターンの文が書けるようになると、試験の時に自信を持つことできます。
どんどん書いてみよう
例文を覚えたら、どんどんいろんな文を書いていきましょう。問題集を使ってトレーニングするのがいいでしょう。
自分で採点するとどうしても基準が甘くなってしまいがちです。学校や予備校の先生に添削してもらうことをおすすめします。
まとめ
英作文の出題内容と勉強法についてご紹介しました。
和文英訳、自由英作文、共に自分の英語力の範囲で無理なく表現することが大切です。
自分では気づいていないミスを見つけるためにも、先生に添削してもらいましょう。