もくじ
子育てが楽になる親のための子育ての秘訣はこれを読めばいい
子育てが楽になる!? 両親のための子育ての秘訣
シングルファーザーやフルタイムで働くお父さん、専業主夫、お父さんになったばかりの人など、親であれば誰でも「少しでも、子育てが楽になったら」と思うことはあるだろう。
”子どもは次に何をしでかすか、予測は不可能。だから、何にでも対応できるように心構えが必要だ。”とよく言われている。しかし、予測不能な事態に対応できるよう心構えをすることはそんなに簡単なことではない。そして、それが問題なのだ。しかし、幸いにも、今までの経験から培った裏技をシェアしてくれる父親が世の中にはたくさんいる!今日から、あなたもこの裏技を実践してみよう!
子どもが服を嫌がるのを止めるには?
靴を履くのに手間どる子どもに
さて、どうしても自分で靴が履きたいと言い張る子どもがいるとしよう。でも、いつも左右を間違えて履いてしまうため、靴を履くのを手伝わないで自分でさせると時間が2倍かかってしまう。そこで、こうした小さなシールを靴の内側に貼ってみよう。そうすれば、どっちの足をどっちに入れたらいいのか分かりやすい。
べちゃべちゃにならないように
棒付きアイスキャンディーを発明した人は、それを食べたら世界一服や手がべちゃべちゃに汚れるおやつを作ろうとしていたのだろうか。それとも、それは意図せずとも、結局食べると汚れてしまうのは、美味しいものを食べた後のおまけのようなものなのだろうか。コーヒーカップの蓋や何か、棒付きアイスキャンディーの棒を突き刺して、溶けるアイスの受け皿のようにして使えば…おそらく、そこまで手を汚さずとも食べられる…はず。
ピザ以外にも色々な用途が
ローラー式のピザ用カッターは、何もピザを切るだけのためのものではない。ホットケーキやワッフル、サンドイッチやチキンフィンガー等々、子どもの食べ物を簡単に細かく切るのに使える。
平和なドライブを楽しむ方法
もしお互いが見えなければ、車の中でも兄弟げんかをすることはない。たとえば近くのスーパーまでのちょっとした距離を行くにしても、後部座席で子ども達が大声をあげていれば、その道中は永遠のようにも感じられる。そういう場合は、それぞれの座席の間に視界を遮るものを用意しよう。そうすればケンカが始まることもない。
椅子に座ったまま立つことなく、子どものブランコを押す方法
夏の暑い日に何もしたくないお父さんにご紹介する、究極のアイデアがこれだ。長いひもを用意し、子ども用のブランコにくくりつける。そうすれば、椅子にもたれて足をあげてくつろぎながらも、子どものためにブランコを揺らしてあげることができる!
子どもがドアに鍵をかけるのを防ぐ方法
トイレに行くたびに、わざとにしろ、わざとじゃないにしろ、ドアに鍵をかけてしまう子どもに、自分でトイレに行くという習慣を失わせずに、かつドアに鍵をかけさせない方法がこちらだ。輪ゴムをドアの両サイドのノブにひっかけておこう。そうすれば、ドアが閉まっても鍵をかけることはできない。こうすることで、もし手助けが必要になってもドアを開けることができる。
食事中に洋服や椅子をべちゃべちゃにしない方法
子どもにご飯を食べさせるとき、たいていの場合、ビブだけでは洋服がべちゃべちゃになってしまうのを防げない。子ども用のワンジー(つなぎ服)をもう1枚用意して、写真のように子どもの首からかけてハイチェアのテーブルも覆ってしまおう。そうすれば、後片付けが楽になる。
テーマパークや動物園など、子どもが迷子になりやすい人混みに家族で出かけるときには、子どもらに同じ色のシャツを着せておこう。そうすれば、人混みの中でも自分の子どもを見つけやすい。さらに、親も同じ色のシャツを身につければ、はぐれてしまったときにも、子どもの方でも親を見つけやすい。
全部、外に持ち出してしまおう
天気のいい日に、少し庭仕事をしなければならないものの、奥さんは用事で外出している。そんな時には、赤ちゃんも一緒に外に連れ出してしまおう。ベビーサークルにシーツをかけておくことで、虫がベビーサークルの中に入るのを防げるし、赤ちゃんに直射日光が当たるのも避けられる。さらに、庭仕事の間にも、赤ちゃんがどこかに行ってしまうのを防げる。
晩ごはん中もノープロブレム!
癇癪を起していた子どもとの長くて大変な一日の終わりに、最悪なタイミングで子どもが寝てしまうということはよくある。そして、せっかくの晩ごはんにあまり手をつけられていないことも。そんなときには、頭をひねって工夫しよう。レストランで隣に座っている人達の非難めいた視線を浴びないためにも、眠っている子どもの上にポロポロと食べ物をこぼすのだけは、何としても避けたいところだ。その結果が、これだ。
トイレを詰まらせない方法
トイレに行くたびに、必要以上に長々とトイレットペーパーを使ってしまう子どもに、この方法はどうだろう。小さなカワイイ印を作って壁に貼っておくことで、子どもが余分にトイレットペーパーを流して詰まらせてしまうことがなくなるだろう。
安全第一
赤ちゃんがよちよち歩きを始めた頃から、階段の前にベビーゲートを設置しなければならないものの、階段の手すりなどに穴を開けずに、ベビーゲートをしっかりと固定しておきたい場合にはどうしたらいいのだろうか。そんなときには、業務用の結束バンドを使えば、ドリルで穴をあけることなく、しっかりとベビーゲートを固定することができる。
外出用のおやつの準備
いつお腹を空かせるか分からない子ども達のために、家から出るときには、必ずおやつを準備しておこう。長距離のドライブやビーチで過ごすときなど、写真のような釣道具を収納するためなどに使われるタックルボックスに入れておくものいい考えだ。開け閉めも簡単にできるし、何より安い。さらにすべてを見やすく収納しておける。
おやつはもう終わり
子どもが冷蔵庫の開け方を覚えたとき、それは人生が変わるほどの衝撃だ。というのも、子ども達はついにお宝の隠し場所を見つけたようなものだからだ。ペタッと貼れるフックを2つ用意して、輪ゴムで写真のようにしておくことで、子ども達が勝手に冷蔵庫を開けることを防げる。
おもちゃの音で気が狂ってしまう前に
クリスマスプレゼントに、といって、たくさんの音の鳴るおもちゃがおばあちゃんから子どもらに贈られたことだろう。ありがとう、おばあちゃん…。そして、何度も何度も消防車のサイレンを聞いて、気が狂いそうになることだろう。テープを少しちぎって、おもちゃのスピーカーの上に貼ってみよう。こうすることで、子どもが楽しめるほどの音量を出しつつ、かつ、親は気が狂わなくて済むという解決策だ。
マジックテープで滑り止め
子どもがハイハイやよちよち歩きを始める頃に、カーペットや床にマジックテープを貼っておくことで、色々な物があるべき場所から動かずに済み、子どもがつまずいたり、滑ったりして転ぶことを心配しなくてもいい。絨毯(じゅうたん)によくつまずいたりする大人や犬にも効果はある。
コルク抜きは、他にも色々使える!
すでにコルク抜き(ワインオープナー)を色々なことに利用しているだろうが、写真のようにまだ他にも使い道はある。そして、忙しいときには、本来の用途通りコルク抜きを使って、ワインを楽しもう。当然の権利だ。
だました者勝ち?
子どもらは、親が思っているよりも賢い。子どもは薬が美味しくないことをすでに知っているため、近づいても来ない。この写真のように、ストローを缶の後ろに隠して、子どもらを健康にし、かつ、自分達が欲しいものを飲んでいると勘違いさせておこう。
カーペットがきれいになる遊び方
もし子どもが車に夢中なのであれば、カーペットの上にテープを貼って、レーストラックの作り方を教えてあげよう。好きなように何度もレーストラックの形を変えられるばかりか、終わったときにテープをはがせば、カーペットについているゴミも一緒にとれて、一石二鳥だ。
宝さがしの真実
日常的に、眼鏡や車のカギなどをどこにやったか分からなくなるのであれば、それを子ども達のゲームにしよう。子ども達にとっては楽しい宝さがしゲームだし、実際には単にお父さんが見つけることができない財布を探しているだけなどという事実は、知らせなくても良い。
完璧にきれいにはならなくても、いくらかはマシに
糸くず取りローラーは、何も服の糸くずやペットの毛だけを取るためだけに使うものではない。このローラーは、何かを手作りしていて失敗したときにも使える。たとえばキラキラした素材や、スパンコール、小さなビーズなど、子どもがよく床に落としてしまいがちなものも、このローラーを使えば、すばやく床を綺麗にすることができる。
真っ裸で走り回る子には
わずかな間に脱出の名人芸を披露して、すぐ服を脱いでしまう子どもには、ワンジー(つなぎ服)を後ろ前に着せてみよう。こうすれば、チャックが後ろにくるため、脱ごうにも手が届かない。
しゃぼん玉をするときの必須アイテム
何度も何度も、しゃぼん玉液を半分くらい地面にこぼしてしまうということがあった後には、親が小一時間ほどずっとしゃぼん玉液を持っておくという方法以外に、何か良い方法はないものだろうかと思案することだろう。そういう場合には、何か柵や竿などにしゃぼん玉液をテープで固定するのだ。そうすれば、しゃぼん玉液係はもういらない。
手を清潔にするために
トイレトレーニングを始める前から、良き親であれば、子どもに外から帰ってきたら手洗いすることを教えるだろう。最大の難関?たいていの場合、子どもは蛇口の下まで手が届かないため、ばい菌を流して落とすことはできない。そういった場合の解決策がこれだ。
ベッドから学習机に
ベッドから起き上がって学校に行くのは大変だ。そんなときには、ベッドと学校を一緒にしてしまおう。つまり、使えなくなったベビーベッドを学習机に変えてしまうのだ。黒板のような材質の紙をベッドの台に貼り付けてしまえば、新しい机に早変わり!子どもにとってのユニークな作業台になり、2人で一緒に何かを作ったりすることもできる。
ベビーベッドを卒業して、大きなベッドに移ったときには
ベビーベッドから「子ども用ベッド」に移るのは簡単なことではない。ベッドから子どもが落ちないようにと、費用をかけてベッドの両側に何か柵のようなものを取りつけるのもいいが、費用が限られている場合や、ホテルなどでは、「ヌードル(プールで遊ぶときに使う、細長い発泡スチロールでできたようなもの)」を置くだけで良い。
家でのお絵かきも簡単に
スターバックスで買うフラペチーノのコップをそのまま使えば、使い捨ての絵の具入れになる。このインク入れを使ったからといって、コップから出した絵の具つきの筆を子どもが振り回さないとは限らないので、ご注意を。
ちょっと1人になる時間が必要?
今すぐに休憩が必要で、暖かい太陽の下で冷たい飲み物が飲みたいのであれば、子どもに「垣根のペンキ塗り」をさせよう。子どもは自分がとても役に立っているような気分になるし、ペンキ代わりの水はそのうちに乾く。
のぞき見禁止
両開きのドアは、子どもの小さな手指を挟んでしまう恐れがある。そうした危険性を取り除くためには、ハンガーを逆さまにして、ドアを固定しよう。こうすれば勝手に開けることはできないので、たとえばプレゼントなどの隠し場所としてももってこいだ。
究極の雪の砦づくり
長方形のタッパーを使って、雪で砦を作り、子ども達の尊敬を集めよう。これを使えば、かまくらだって作れる。そして、子どもらは何時間かの間、かまくらづくりに夢中になることだろう。うまくいっている限り、子どもらは諦めたりしない。思い思いのかまくらを作れるツールを子どもに与えるといい。
速くて簡単な気晴らし
ほんの数分でいいから、シーツを畳んだり、食洗機に入れて洗っておいた皿を出したりしたいとき、その作業をする間、赤ちゃんが何か楽しめるものを与えなければならない。そういうときには、赤ちゃんを鏡や洗濯機の前に置こう。そうすれば、少しの間確実に1人で遊んでくれることだろう。
子連れの移動も簡単に
移動中に子どもらがお腹を空かせたときのためにおやつを用意したところで、子どもらに何か手を汚さずに楽しめることをさせよう。最近の子ども達は、DVDケースが一体何なのか知らないかもしれないが、簡単にそれを利用して塗り絵セットなどとして持ち歩ける。
名前が覚えられなくても…
恐竜が大好きな子どもに、お父さんすごいと言ってほしくて、恐竜についての知識を見せびらかしたいけれども、恐竜の名前などが出てこない場合、おもちゃを裏返してみよう。たいていの場合、おもちゃの裏側にその恐竜の名前が書いてあるので、何度も何度も子どもがその恐竜の名前を知っているかと聞いてきた場合にはチラッと見ることができる。
ワインストッパーがない?大丈夫
必要は発明の母とはよく言ったものだ。ビールやワインのボトルストッパーが見当たらなくて切羽詰まっている場合など、赤ちゃんのおしゃぶりが役に立つ。がしかし、使い終わったら、よく洗ってから子どもに返してあげよう。
ちょっとした優しい嘘
ほんの1時間でも2時間でもいいから、ゲームするための1人の時間が欲しいのに、子どもらも一緒にゲームがしたいと言ってくるとき。一緒にやろうものなら、積み上げてきたレベルなど、これまでの努力が水の泡になってしまう。そんなときはどうしたらいいのだろうか。そういうときには、子どもらに接続されていないコントローラーを手渡そう。子どもは一緒にゲームをしている気分になるだろうし、高得点を出す邪魔をされずにゲームを楽しむことができる。
常に子どもと自分の着替えを持ち歩くこと
家を出るときには、必ず、子どもと自分の着替え服を用意しておこう。子どもが出先で何かをこぼしたりすることなどないだろうと思うのは、甘い考えだ。さらに、実際には何が起こるかなど予測がつかないため、子どもだけでなく、自分の着替えとしてシャツやセーターをトランクに入れておくといい。
決まりごとは、一目瞭然
決まりごとや連絡先を1枚の紙に分かりやすくまとめて、ベビーシッターのために置いておこう。そうすれば、たとえば、いつも寝る時間は8時ではなく9時だ、などと子どもらがベビーシッターに言ったとしても、ベビーシッターは、久々に羽を伸ばしている親に確認のメールを送らなくても済む。
よーい、どん!
小さい子のお父さんにとって、「よーい、どん」という言葉はかなり役に立つ。何か競争させることができるものがあるときには、どんどん利用することだ。どの子が一番早くベッドに行けるだろうか、どの子が一番速くおもちゃを片付けることができるだろうか。間違いなく、有効な手段だ。
散らかしたら片付ける
1日の中で、こまめにその都度おもちゃなどを片付けながら過ごせば、1日の終わりに、まるで大惨事でも起こったような状態にはならない。これはまるで、Pinterest(ピンタレスト)ユーザーの母親らが絶大な信頼を置く、鬱陶しい子育てのコツのように聞こえるが、おもちゃの1つや2つを拾ったり、床に落ちている服を拾っておくだけでも、長い1日が終わって早くベッドに横になりたいと思うときに、部屋の様子が断然違う。
掃除、料理、皿洗いなど一般の家事は、誰かと2人でやれば2倍楽になる。
しかし、育児は違う。
自分の他に、協力者が1人いれば、2倍どころか、5倍、10倍、いや、100倍楽になることだってある。私は専業主夫として、生後5ヶ月の長男の育児をしているが、誰かが傍でサポートしてくれるだけで、育児が「大変」から「楽しい」に豹変する。
たった1人いてくれるだけで、ここまで差が出る仕事は経験したことがない。私1人だと、小便や洗顔など、ささいな行為さえ、長男のご機嫌を伺いながらしなければならず、大便やお風呂となれば、長男が寝ている時のみ許される。
大好きなラーメンを食べに行くのだって、「食べる最中にぐずったらどうしよう」と思い、足が遠のく。家に引きこもりがちになり、私も長男もストレスが溜まる。豪雪地帯の新潟ならなおさら、外出は厳しい。
しかし、協力者が10-20分でも長男を世話してくれたら、トイレやお風呂は好きな時間にできる。外食も、私が食べている間、協力者が長男の世話をし、私が食べ終わったら、その協力者が食べる。日帰り温泉も、まず、協力者がお湯につかり、私が休憩室で長男と過ごす。協力者が出てきたら、今度は私がお湯につかる。車の長時間ドライブも、後部座席のチャイルドシート横に協力者が座ってくれるだけで、長男がぐずる可能性が格段に下がる。
問題は、この「協力者」をどうやって見つけるかである。普通なら、配偶者になるわけだが、私の妻は長男出産後に亡くなったため、この選択肢はない。ただ、男性の育児休暇取得率が2パーセントという今の日本の現状を考えれば、多くの母親は私と似た状況かもしれない。
「妻が専業主婦だから育児休暇は必要ない」とか言う男性がいるが、育児を1人だけにさせるのはあまりにも酷である。父親も母親も最低3ヶ月くらいは育児休暇を取って、家族3人で楽しい時間を過ごせたら、それは子どもにとってだけでなく、親にとってもかけがえのない財産となるだろう。少なくとも、私にはこの選択肢はないわけだから、ある人たちが羨ましくて仕方ない。
配偶者に頼れないとなると、よく候補に挙げられるのが母親かママ友だ。しかし、私の体験では、この二人は良き協力者にはなりづらい。まず、私も母を頼って、昨年10月に新潟の実家に移り住んだが、長男の育児方針についての「主導権争い」が起きてしまった。私にとっては初めての育児だから、母は私を助けたい一心で、色々助言をしてくれる。
しかし、育児の哲学は星の数だけあり、世代ごとに移り変わる。母の時代は、赤ちゃんをおんぶしながら運転するのが当たり前だった。生後間もない頃から白湯を飲ませたり、離乳食を3-4ヶ月で始めたりしていたが、今は違う。長男と普段時間を過ごしているのは私だから、長男が何が好きで嫌いかは私が一番理解しているつもりで、「ミルク今あげたら?」とか「うつぶせ寝にしてあげたら?」などの母親の助言を素直に受け取ることができないこともある。
さらに、「私は子どもの頃、親に○○されて嫌だったから、自分の子どもには逆に○○したくない」みたいなわだかまりがある場合、この協力関係の実現はさらに難しくなる。
次に、ママ友はどうか。4ヶ月検診では、「子育てサークル」みたいなのに参加して、育児中の親同士の交流が推奨され、私も0-1歳児がいる友人宅に何泊かお世話になったことがある。
しかし、彼らにも自分たちの子どもがいるため、気軽に物事をお願いできない。一緒にお出かけしても、お互い自分の子どもの世話で一杯一杯だ。さらに、自分の子が友人の子より泣いたりするのを目の当たりにすると、変な劣等感を抱いたりして、気が滅入る。
ということで、良い協力者になりえる人は、母親でもママ友でもなく、子どもが大好きだけど、子どものいない友人である。「育児経験のない人に任せるなんて不安」という人もいるだろう。私もそうだった。
しかし、第一子として生まれてきた方は、ほぼ全員、育児経験のない人に育てられて、この社会は成り立っている。長男のあやし方を一番良く知っているのは、長男と一番時間を過ごしている私であり、育児経験や専門知識は関係ない。私が、長男の好きなおんぶ紐の使い方を教えたら、何人もの育児未経験者が長男の寝かしつけに成功した。大事なのはやる気である。
私は、「長男の育児サポートをしてくれる方いませんか?一緒に日帰り温泉とかランチとかしませんか?」と呼びかけ、これまで何人もの友人に助けにきてもらっている。子どもが大好きな年金生活者や、仕事を病気休養中の友人たちと、美術館に行ったり、スキー場でそり遊びをしたり、スポーツジムで汗を流したりした。
おかげで、最初は長男が泣き続けたら「どうしよう」とパニックになっていたけど、最近は泣き顔もかわいいと思える余裕ができるようになった。お座りやつかみ立ちができるようになったり、長男の成長を間近で見れることが楽しくて仕方ない。週に1度保育園に預けるのも止めたし、今年4月からの入園申請もキャンセルした。もう少しだけこの楽しみを味わいたいから。