もくじ
死角からの発送 成功する男の最低条件を身につけよ!
はじめに死角からの発想、発想の転換〟ということが叫ばれてからずいぶん久しいが、
人々は、いまだに発想を転換せずに生きているようだ。
転換しないというよりむしろ、どうしたら発想を転換できるのか、それが解らずに、
まどついているといった状態である。
このブログは、発想の転換というものが、
どんなアングルから考えを伸ばして行けばよいのか、見本のようなものを示すために、
色々な人間活動、社会現象のはらわたをえぐって見せたものである。
私の専門が「経営改善」であるために、
中心課題や焦点がおのずと企業経営に結び付けられていった点が多い。
しかし、要は「死角」とか「盲点」とか言われる角度から発想を進めることが、
即ち「発想の転換」であることを暗示したつもりである。
「死角」とか「盲点」というと、いつの場合でも「手のとどかぬ所」「不得手な角度」
「忘れ去られた急所」という風に解釈されているが、それらは、
直ちに「どうにもならない欠点」ということにはならない。
自分自身の角度をよじれば、それまでの死角も、もはや死角ではなくなるのである。
死角といい、盲点といい、よくよく見つめると、起死回生の道とも成るし、
人間が新しく羽ばたく 時の出口とも成り得る。 との重要な「死角からの発想」を
一人でも多くの人々に伝えるべく、社会活動、企業経営に俗っぽい解剖のメスを入れてみた。
日本国内で、海外で、今までの講演やセミナーの席上で、ディスカッションの集まりで、
そこに提出された質問や論点から見て、私は日本の産業企業体の経営者たちもまた、
欧米の経営者と本質的には、
全く同じ人間の問題に直面し対処させられているのだということを知っている。
そのために、このブログは、確実に何らかの貢献を果たすものであると信じている。
もちろん企業経営者のみならず、すべての人々にとって、
人生や社会を死角や盲点から展望し、そして、対処して行くことは、
有益なことである。もう一度繰り返すと、
〝本ブログは、複雑怪奇な人生航路や、企業経営に、共通的に存在する死角や盲点を、
社会学的に解剖して、今まで世人の目に触れなかった秘部をあからさまにした”ものである。
読者の一人ひとりの発想の転換に資するところがあれば、
筆者にとってこれに過ぎる幸はない。
末筆ではあるが、本ブログをまとめるにあたって、絶大なご尽力と励ましを頂いた友人にその
他の方々に、深甚なる謝意を表したい。
著者:曼荼羅万華鏡
令和五年六月