もくじ
卒業までの東大附属の特徴ある総合学習とは
東大附属の特徴ある総合学習
東大附属の教育の中で最も有名なのが「総合学習」というものです。具体的には1・2年生のときは「総合学習入門」を行い3・4年生は「課題別学習」を5・6年生では「卒業研究」という大きなテーマを決めて系統的に総合学習が行われているところに大きな特徴があります。
では1年生は何をやるのかいうと、「東大探検」というものが行われます。これは4人のグループになりテーマを決め東大を対象とした本郷キャンパスに1年生全員が集合して、事前に決めてあるテーマで歩き回って調べて歩き、それを発表する学習をします。
一般にいう中学校1年生から既にテーマを決めて、調べて、発表するといった流れがしっかり
出来るように仕込まれていきますので、これは社会人になった時には武器となり強みとなり
プレゼンテーション能力が自然に付いて行きますので大きな特徴となります。
留学生が各国から来ています
その他にの「国際理解」とか「サバイバル」とか「情報とメディア」という3つのテーマが
設定され1年生の3クラスが3つのテーマを順繰りにやっていく仕組みになっています。中学校の1年生から高校生レベルの教養科目が普通に行われるわけです。
大学付属の強みに中には留学生が各国から来ていますので、「国際理解」というテーマでは
東大の留学生が講師になり自分の国の文化について紹介したり、日本との関係について調べたり学んだりしていくので国際感覚が自然と養われて行きますので、海外に対するアレルギーが
無きなります。
「サバイバル」教育では災害や、生存について深く学ぶようになっていますし、「情報とメディア」に置いてはネットの問題や著作権の問題など、大人でも普段の生活では縁のないような教養を学ぶことになりますので幅広い人間性が養われます。
すでに中学1年生レベルで教科の他に教養科目が充実していますので、2年生になると「半径2km研究」という東大附属から半径2kmの中でフィールドワークを行います。これは「東大探検」に似ていますが、テーマをグループで決め調査をして発表します。
公立の他の学校ではない特徴
何となく1・2年は同じような事をしているように見えますが実は違います。
1年生の時には「学ぶ」ことに重点を置いていますが、2年生では「集団で表現する」に
焦点を当てて「演劇」・「新体操」・「太鼓」という活動を行い、例えば演劇であれば
大道具から音響や照明効果まで全て学んでからやって行くというやり方をしているのです。
太鼓に熱をいれてましてプロを呼んでかなり本格的にやっているとのことですのでこのようなことは中学2年段階では公立の他の学校ではないと思います。