もくじ
卒業を待たずに退学してしまう学生の3つの理由とは
退学する3つの理由
大学の授業は一つの教室に2~300人は入り教授が一人で喋っている光景は何処の大学でも見る姿ですが、学生にとって講義は難しすぎることもあり内容が理解できずしだいに興味を失い授業に出席しないパターンです。
大教室で教授が一方的に喋るだけの授業は退屈なだけで、何となく自分が大学に入り成長したような実感が得られなので大学に価値を感じなくなるようです。
2つ目の理由は卒業後の将来の問題です
御存知のようにもはや大学を卒業すれば大丈夫という時代では在りません。目的も無くとりあえず何となく大学に行ったが4年間の大学生活後に上手く就職出来る保障はないので自問自答するパターンです。
4年間の学生生活は親からの仕送りで賄うので、それよりは早く働き始めようと思う学生が出ても不思議では在りません。
奨学金を4~500万借りて将来借金を返していけるのかは就職しだいですが卒業した先輩の就職先を見ると自分の大学の実力が分かるので考えるのです。
3つ目は学生時代の人間関係の問題やメンタルな問題
友達が出来ないとかサークルに入っても結局はつまんないと辞めるパターンです。これは本人の精神的な発達障害の問題の場合もありますし、悩みに立ち向かいストレスを克服するやり方を見つけれない精神疾患のケースです。
大学に投資した分の回収が出来る人であれば良いのですが、それが回収出来ないだけの価値しかない就職先では大学を出てもお先真っ暗というわけです。
大学に対しその費用に見合った価値を感じ、学校を出る価値があり総合的に投資が回収できる見込みがありなら中退者は減るのではなかと思います。
これらの問題を解決するのは容易ではありません。なぜなら中退と就職率と就職先の質の問題は深刻だからです。ある調査によれば大学を卒業して3年たった後で勤務している割合は3割だそうです。
仮に大学を中退してどこかに就職をしても「どうせすぐ会社も辞めるだろう」と思われやすく高校中退者より少し良い程度にしか見られません。
大学中退者はそこのリスクを考えないで辞めて行く分けですが、後で気が付いても時間を戻すことは出来ませんので、大学に入り前の段階から良く考える必要が有ります。