もくじ
東洋大学はレベル上がりすぎてやばい?滑り止めにするのは危険!?
2020年から、東洋大学の偏差値が急上昇している事がやばい話題となりました。
東洋大学は、中堅レベルの大学で上位クラスを目指していた受験生の滑り止として受けられる事が多い大学です。
しかし、年々東洋大学はレベルを上げていて滑り止め出来なくなっているようです。
なぜ東洋大学の難関化が進んでいるのかについて、解説していきます。
東洋大学はどんな大学?頭がいい?
まずは、東洋大学の歴史や背景から伝えていきます。
東洋大学は、大正時代に哲学者によって創られました。
創られた当時は哲学や文学を中心に学んでいたようですが、今では理系や経済学部、教育科など色々な系統の学部が含まれています。
幅広い分野で活躍されているので、学科によって異なるわけですが勉強せずに入れる学科はないでしょう。
そして、東洋大学は近年から急激に偏差値が上がっておりそれに伴い倍率も上がっているみたいです。
偏差値について
偏差値は模試や入試だけでなく、日常会話でもよく聞かれる言葉です。
偏差値と聞くと、誰もが耳にしたことがある言葉です。
しかし、”偏差値”とはどういうものなのか説明しようとすると中々言葉にするのは難しい事です。
偏差値とは何なのでしょうか?
基準値や数値に関して調べてみました。
偏差値は50が基準
偏差値を簡単に言い表すと、テストの平均点を目安に自分がどのくらいのレベルなのかを表す数値の事です。
偏差値の基準値は50で、それが平均点となります。
平均点を上回れば50以上で下回ればそれ以下となるでしょう。
なので、偏差値50以上の大学だとすると平均点を上回らなければ合格出来ないという事になります。
偏差値5の差は大きい
上の図を参照しながら、考えて行きましょう。
例えば、二つの学校を受験したとします。
二つの大学は試験結果の正規分布が同じものです。
二つの学校はそれぞれA大学とB大学と呼びます。
A大学の偏差値は50で、B大学の偏差値は55です。
この二つの学校の合格率の割合を比較しますと、A大学のは50%で1000位中500位以内に入れば合格間違いないです。
それに比べてB大学は偏差値55なので割合は30.85%です。つまり1000位中308位以内に入らなければなりません。
偏差値が5違うだけでも、落ちる確率は20%以上減少します。
東洋大学は8割とれても落ちる!?
東洋大学の難化が進んで、8割以上取った人でも落ちた人は少なくないようです。
8割以上とっても落ちてしまう原因として、東洋大学を上回る難関クラス大学の不合格者が再受験する人が多いわけですから平均点もそれなりに高くなってしまいます。
今まで8割取れれば大丈夫だったのでしょうが、今回は難しいようです。
そのようになってしまうと、8割でも侮れないですね。
大学偏差値は55.0で普通以上
東洋大学の平均偏差値は、55.0のようです。
偏差値55.0に近い学科は、文学部(偏差値58)となります。
偏差値55であれば、割合は30.8%に相当します。
100人受けたとすれば、30~31番目に入らなければなりません。
これで平均なわけですから、上位科目となるとそれ以上です。
上位学部は60以上
そして、上位学部の最大偏差値は62です。
上位学部には、国際学部に続いて文学部(国際文化コミュニケーション学科)や国際観光学部、経営学部(経営学科)などが偏差値60を上回っています。
偏差値60以上となれば、15.7%の割合となり100人中15~16位以内の順位に入らなければなりません。
「日東駒専」に分類される
東洋大学は、「日東駒専」という私立中堅上位レベルの大学群に入ります。
日東駒専とは日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の頭文字を取った大学のグループです。
東洋大学は日東駒専の中でも、日本大学に続く頭の良い学校なのですが難化の進展により日本大学を上回るのかもしれません。
東洋大学はどれくらい難化している?
東洋大学が難化しているのはお分かりいただけたようですが、どのくらい難化したのでしょうか?
2021年~2022年度の偏差値がどのくらい変わったのか、説明します。
また、東洋大学と同じレベルの大学も合わせながら解説していきます。
予備校塾講師のアンケート調査結果を調べた記事もありましたので、それについてもまとめてみました。
2020年に日東駒専が難化
実は東洋大学だけでなく、日東駒専の難化が進んでおります。
日東駒専のトップである日大も負けじと偏差値を上げ続けているようです。
近年、専修大学では偏差値が4上昇している事が分かりました。
その中でも、東洋大学は近年どのくらい偏差値を上げているのでしょうか?
東洋大学の難化がどれくらい進んでいるのか見てみましょう。
2021の偏差値
河合塾→45.0~60
俊台→33.0~47.0
ベネッセ→48.0~64.0
東進→50.0~62.0
俊台はレベルの高い大学を目指す人が多く受験する生徒も多い為、偏差値が低くなりがちなのです。
それに対し、ベネッセでは浪人生が少なく公立高校出身も多い為数値が高く出やすいようです。
2022の偏差値
河合塾→42.5~60.0
俊台→33.0~47.0
ベネッセ→47.0~68.0
東進→53.0~62.0
2021年度の偏差値と比較してみると、変わっていない所もありますがどちらかと言えば上昇しているのが分かります。
2020年から東洋大学の人気が上昇しており、受験者数が多くなったことにより偏差値が上昇したのではないのでしょうか?
東洋大学が難化した理由は?
2020年から東洋大学は難化が激しく進んだことにより話題となっていました。
なぜ東洋大学は難化したのでしょうか?
理由はいくつかあるようです。
定員が削減された
難化の一つの理由として、文部科学省による「入学性定員管理」を厳格化したことによる影響が強いと言われています。
簡単に言うと、文部科学省は「補助金を払いたくないから定員数を削減する!」という事で2013年から徐々に引き下げていったそうです。
滑り止めとして人気が高すぎたから
MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、法政大学、中央大学)を狙って、滑り止めで東洋大学を狙う受験生は多いようです。
MARCHは日東駒専の一つ上のレベルの大学群のようですが、偏差値は60前後で東洋大学の上位学部を滑り止めにするのは難しいでしょう。
大学としての質がいい
東洋大学では、学長が予算を分配する教育強化の支援やグローバル化に伴い優れた人材育成に取り組むなどといった明確なビジョンにより発展を遂げていきました。
卒業生曰く、「遅刻しても勉学を重視しているので怒られないからやりやすい」「学食が美味しい」などと言った意見もありました。
東洋大学は今後も、発展を続けていくみたいですね。
東洋大学を滑り止めにするのはやばい!?
東洋大学を滑り止めにするのは難しいようです。
8割取っても落ちるし、上位レベルの大学に落ちていた人が受ける人も多いので滑り止めで受けるのはやばいと言われております。
MARCHやKKDR(関関同立)を目指し、東洋大学を滑り止めにする人は受かるための情報収集も兼ねてきちんと対策を立てるべきでしょう。
東洋大学はレベル上がりすぎてやばい?滑り止めにするのは危険!?まとめ
東洋大学の偏差値が上がり続けている事について解説しました。
東洋大学がどこまで上がり続けるのか、気になる所ですね。
これから、東洋大学を受験して合格するにはどうしたらいいのか、戦略も変わっていく事でしょう。
受験生にとって難化は辛いものですが、人材育成に熱意のある大学なので行ってみる価値はありますね。